大型バイクメーカーハーレーの歴史

ハーレーダビッドソン

ハーレーダビッドソンは、1903年に第1号を作って110年が経過した今も、大型バイクメーカーの代名詞とも言われる地位を保っています。第1号はエンジンに燃料を供給するキャブレターという部品にトマトの空き缶を使うなど、手作り感あふれる1台だったと言われています。そして、1907年にはV型2気筒エンジンを搭載した画期的なバイクを発表し、改良に改良を重ねていきます。その後、生産台数を飛躍的に伸ばすことに成功します。1908年の生産台数は450台でしたが、1914年には16,284台と大幅に増やしました。ところが1929年に世界恐慌が起き、生産台数を大幅に減らします。これを何とか乗り切り、ハーレーは1934年には日本市場への進出を果たします。

ところが1939年には第二次世界大戦が勃発し、再び時代の荒波に飲まれていきます。戦時中には軍用モデルの開発も行い、なんと、BMWのエンジンの模倣品を搭載したXAという軍用モデルを開発しています。政府からの要請もあり、水中でも走れるBMWのエンジンを搭載したと言われています。

エンジン

大戦を乗り切ったハーレーは、技術開発を積極的に行い、大きく世界に展開していきます。しかし、1969年にはアメリカン・マシン・アンド・ファウンドリー (AMF) の傘下に入ります。経営の合理化が進み、人員削減や生産縮小などの危機にさらされます。ですが、1981年にはAMFから離れ、厳しい生産管理体制を敷き、再び世界へと展開していきます。そして、台頭する日本メーカーとは一線を画し、レトロな味わい残しながらの技術開発に専念します。このコンセプトが功を奏し、世界での売上を順調に伸ばしていきます。

このように、ハーレーは恐慌や戦争、買収といった危機と遭遇しましたが、いつもたゆまぬ技術開発で乗り切ってきた歴史を持っています。

トルクも魅力的な大型バイクのハーレー

ハーレーダビッドソン

現代では、古くから変わることなく独自のスタイルを貫いてきたハーレーダビッドソンが、バイク愛好家たちの間で熱狂的な支持を集めています。あまりバイクに詳しくない人からの知名度は高く、大型バイクといえばハーレーといくイメージが浸透しているのです。この大型バイクは、乗る人の好みに合わせて自在にカスタムを加えることができる点が最大のメリットとなっています。タンデムシートやハンドルに、ホイールやフットレバーまでネジ一本から変えることが可能ですので、とにかく思い通りに改造したいと望んでいるバイク好きにとっては堪らないほどの内容といえます。

ハーレーピクチャ

トルクも非常に魅力的ですので、ハーレーに乗る楽しみを存分に味わえると親しまれているのです。さらに、素敵なデザインは、男性だけでなく女性たちの間でも支持が広がっています。クラシックな雰囲気を漂わせる荘厳な外観とハンドリング性能の高さ、あっという間に加速していくスピードは、長く乗り続けたいと思わせる不思議な魅力があるのです。リーズナブルなカスタムパーツを賢く活用することによって、お好みの車体に彩りを加えることができると世界中の男女を夢中にさせています。

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このように、ハーレーダビッドソンは、沢山の人々を惹きつけるほどの重厚なエンジン音や振動、鼓動を兼ね備えている大型バイクといえます。ツーリングを仲間同士で行うことでパーツを自慢し合うなど満喫でき、楽しみ方もそれぞれです。

BMWのオフロード用大型バイクは日本人に人気がある

BMVバイク

日本人のバイク愛好家の中には、日本製のバイクにはない魅力を求めて、海外のバイクを購入して載っている人が大勢います。特に見た目に迫力があり、またパワフルな走行感が楽しめる大型バイクに心を惹かれる人は少なくありません。そういったバイクを作っている海外のメーカーとしては、アメリカンバイクの代表格と言って良いハーレーが思い浮かびやすいでしょう。しかし海外の人気バイクメーカーの中には、ハーレーに負けないほどの高い人気を誇るところが他にもあります。それはアメリカではなくドイツのメーカーのBMWです。

BMWと言うと、バイクではなく四輪の一般的な自動車のメーカー、しかも高級な製品ばかりを世に送り出しているところだというイメージがある人が多いかも知れません。しかし実はバイクメーカーとしても確固たる地位を築いており、日本人の間でも高い人気を得ているのです。

BMWが初めてバイクを世に送り出したのは、第一次世界大戦の後というかなり昔のことです。第二次世界大戦の頃にはサイドカーを数多く生産し、平和な時代になってからは、現在に至るまで大型バイクを中心に様々な人気車種を発表し続けているこのメーカーは、ヨーロッパのバイク業界を牽引してきたと言っても過言ではない存在です。

そんなBMWのバイクの中でも、特に日本人に人気が高いのがオフロード用の大型バイクのGSシリーズです。GSシリーズはそのデザインも独特で魅力的なのですが、数々のラリーでその実力を発揮してきた性能の高さは、多くのバイクファンの憧れの的であり、オフロードバイクの頂点と呼ぶのにふさわしい存在だと言えるでしょう。

BMWの大型バイクと保険について

BMWバイク

BMWは、日本でも人気があるブランドのひとつで、大型バイクも有名です。自動二輪車生産販売部門は、1923年以来優れたオートバイを生産し続けています。

初めてのオートバイが作られたのは1923年で、水平対向ボクサーエンジンを搭載していました。現在でも水平対向ボクサーエンジンを使用していますが、他のエンジンも開発しています。

2008年からは、オフロードレーサー市場にも本格的に参入しています。BMWの2輪は、他のメーカーの2輪とは違う点が多いです。1923年に初めて採用された縦置き水平対向2気筒エンジンは、シリンダーが左右に突き出している縦置きのレイアウトが特徴となっています。日本車では一部の車種にしか装備されていないシャフトドライブがほとんどの車に装備されています。シャフトドライブは、チェーンドライブに比べて砂や泥に強く、日常のメンテナンス作業がほとんど必要ありません。

すべての車両は、ベルリンで生産されていますが、オーストリア、中国、台湾で製造されているエンジンもあります。世界的に有名なダカールラリーには毎年参戦しており、6回優勝しています。

バイクを所有している人にとって、心配なのが事故です。安心してモーターサイクルライフを過ごすために、内容が充実したバイク保険に加入している人は少なくありません。従来の充実した補償内容にプラスして、これまでは支払対象とならなかったタイヤのパンクも補償されるタイプは人気が高いです。