様々なタイプの大型バイクを生産するBMWモトラッド

BMWバイク

BMWは自動車メーカーとして有名ですが、大型バイクを中心に生産するオートバイメーカーとしても歴史は古く、最初のモデルは1923年に生産されています。水平対向2気筒エンジン(通称・ボクサーツイン)とシャフトドライブによるモデルを伝統的に作り続けており、BMWモトラッドの代名詞といえばこのタイプを思い出す人も多いでしょう。

BMWモトラッドのオートバイの名称は、アルファベット1文字のエンジン形式、排気量を示す数字、バイクのスタイルや特長によってつけられたアルファベット2文字の記号で構成されます。例えばF800Rという車種の場合、Fシリーズで約800cc、Rはロードスターというモデルであることを示し、いわゆるネイキッドバイクとなります。

最初のアルファベットは、シリーズ名を示す記号となり、おおむねエンジンの形式で分けられます。約800ccの単気筒・直列2気筒エンジンによるFシリーズのほかに、1200ccの伝統的なボクサーツインモデルのRシリーズ、水平対向6気筒エンジンで1600ccという大排気量エンジンを持つKシリーズ、650ccのスクーターモデルであるCシリーズなどがあります。

また、後ろの記号は、オートバイのタイプを表します。大型オフローダーであるアドベンチャーモデルではGS、長距離の走りを得意とするツアーモデルではGTやRTという記号が付きます。ほかに、スポーツモデルにはRR・RS、ロードスターと呼ばれるネイキッドのモデルではRの記号で表されます。